フローリングに傷やへこみができてしまった場合、DIYで修理できることがあります。ここでは、フローリングの傷・へこみのDIY修理の手順と、きれいに仕上げるためのコツについて解説します。まず、フローリングの傷の種類ですが、大きく分けて「浅い傷」「深い傷」「へこみ」の3つがあります。「浅い傷」は、フローリングの表面に、線状の傷が付いた状態です。「深い傷」は、フローリングの表面だけでなく、内部まで達している傷です。「へこみ」は、フローリングが、何らかの衝撃で凹んでしまった状態です。これらの傷の種類によって、適切な補修方法が異なります。まず、「浅い傷」の補修には、クレヨンタイプの補修材がおすすめです。補修材を傷に塗り込み、ヘラで平らにならし、余分な補修材を拭き取ります。補修材の色は、フローリングの色に合わせて選びましょう。次に、「深い傷」の補修には、パテタイプの補修材がおすすめです。パテを傷に埋め込み、ヘラで平らにならし、乾燥させます。乾燥後、サンドペーパーで研磨し、周囲と馴染ませます。最後に、補修箇所に、フローリング用のワックスや塗料を塗布し、仕上げます。そして、「へこみ」の補修には、濡れタオルとアイロンを使う方法があります。濡れタオルをへこみ部分に当て、その上からアイロンで温めます。フローリングの木材が水分を吸収し、膨張することで、へこみが目立たなくなることがあります。ただし、この方法は、無垢フローリングにのみ有効で、複合フローリングには使用できません。フローリングのDIY補修をきれいに仕上げるためのコツは、まず、補修材の色を、フローリングの色に合わせることです。複数の色の補修材を混ぜ合わせて、微調整すると良いでしょう。また、補修材を塗布する際は、少量ずつ、薄く塗り重ねることが大切です。一度に厚塗りすると、仕上がりが悪くなることがあります。さらに、補修箇所と周囲の段差をなくすために、サンドペーパーで丁寧に研磨しましょう。そして、最後に、フローリング用のワックスや塗料を塗布することで、補修箇所を目立たなくし、フローリング全体を保護することができます。これらの手順とコツを参考に、フローリングの傷・へこみをDIYで修理してみましょう。