数年前、わが家の浴室にある浴槽を見て、ついにその時が来たなと感じました。海南市でもトイレつまり修理する排水口を交換すると築年数もそれなりに経っており、特にひどい傷やひび割れがあったわけではないのですが、表面全体に細かい傷が増え、ツヤがなくなり、掃除をしてもどうにもスッキリしない状態が続いていたのです。スポンジで力を入れて擦ると、なんとなく表面が粉っぽいというか、ざらつくような手触りになってきていました。これが、いわゆる浴槽の「寿命」なのかな、と思った最初のきっかけです。毎日使う場所だからこそ、もっと気持ちよく、清潔に保ちたいという思いが強くなりました。 浴槽交換を本格的に考え始めてから、インターネットで情報収集を始めました。同じような経験をされた方のブログや、リフォーム会社のウェブサイトなどを色々見ているうちに、浴槽の劣化のサインは見た目だけでなく、保温性の低下なども含まれることを知りました。確かにお湯が冷めやすくなったと感じることもあったので、これは交換のタイミングかもしれないという確信に変わりました。また、子供たちも大きくなり、将来親の介護が必要になる可能性も考えると、今の深くてまたぎにくい浴槽ではなく、もう少し安全で使いやすいものに変えておくのが良いのではないか、という家族での話し合いもありました。単に古いから替えるのではなく、将来を見据えた前向きなリフォームとして捉えることにしました。 次に直面したのが、どの業者に依頼するかという問題です。いくつかのリフォーム会社に連絡を取り、現地調査と見積もりをお願いしました。来ていただいた方によって、浴槽の種類や工事の説明の仕方も様々で、金額にも幅がありました。最初は一番安いところで決めようかとも思いましたが、提示された見積もりの内訳をよく見たり、担当者の方との話し合いを通して、単に価格だけでなく、信頼できるかどうか、質問に丁寧に答えてくれるか、といった点も非常に重要だと感じました。最終的には、こちらの要望をよく聞いてくれて、工事の流れや注意点についても分かりやすく説明してくれた担当者のいる会社に決めました。複数の見積もりを比較検討することの大切さを痛感しました。 工事は、担当者の方の説明通り、思っていたよりも短期間で終わりました。古い浴槽を撤去する際には、多少の音や粉塵はありましたが、業者さんがしっかりと養生してくれたので、それほど気になりませんでした。新しい浴槽が搬入され、設置されていく様子を見るのは少し感動的でした。工事期間中は自宅のお風呂が使えないため、近くの銭湯を利用したり、家族で実家にお世話になったりと工夫が必要でしたが、これも新しいお風呂への期待感を高める期間だと思えば乗り越えられました。工事が終わって、真新しい浴槽が設置された浴室を見た時は、本当に気持ちが晴れやかになりました。 新しい浴槽になってからの変化は、想像以上でした。まず、掃除が格段に楽になりました。以前はゴシゴシ擦っても落ちなかった汚れが、軽く洗うだけで綺麗になり、浴室全体が明るくなったように感じます。保温性も向上したようで、追い焚きの回数が減り、水道代やガス代の節約にも繋がっているようです。何よりも、綺麗で気持ちの良い浴槽で一日の疲れを癒せるというのは、本当に贅沢な時間だと感じています。もし、今お使いの浴槽に少しでも不満や不安を感じている方がいらっしゃったら、ぜひ一度浴槽交換を検討してみてほしいと思います。きっと、想像以上に快適なバスタイムが待っているはずです。
わが家の浴槽交換体験談と知っておくべきこと